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2024.07.22

西郷里奈が初優勝!男子は今井慎太郎が初回大会ぶり2度目の制覇!

12月のファイナルラウンドにて優勝すると賞金1000万円を手にできる大会、湘南美容クリニック Presents「SBCドリームテニスツアー」のファーストラウンドが、7月20日(土)、21日(日)に、有明テニスの森公園インドアコート(東京都江東区)にて開催されました。

初日は男女各16名、4名ずつの4ブロックに分かれた、総当たりのグループリーグ戦を行い、2日目は1、2位の選手が進出できるトーナメント戦が行われました。

女子決勝は、昨年のファーストラウンドで優勝した清水綾乃(TeamLB)と、西郷里奈(東急スポーツシステム)が対戦し、4-3(0)、4-3(3)で西郷が今大会初優勝を飾りました。

西郷は第1セットブレークを先行され、2-3とされますが、次のゲームをノーアドでイーブンに戻し、タイブレークではカウンターショットが冴えてポイントを落とさずセットを先行します。

第2セットは3-0で西郷がリードしますが、そこから清水が鋭角なクロスショットで挽回し、このセットもタイブレークへ。序盤でミニブレークを果たした西郷が、勢いそのままに、7-3で試合を制しました。

男子決勝は、今井慎太郎(イカイ)が齋藤惠佑(富士住建)が対戦し、4-2 4-2 で第1回大会ぶり、2度目の優勝を果たしました。

第1回大会を制し、同年に全日本選手権優勝を成し遂げた今井は、その後、両足首の故障に見舞われ約1年間、戦列から離れます。しかし「そのような状況でも変わらずサポートし続けてくださった」という相川佳之ツアー代表に感謝の気持ちで、この大会へ挑みました。

初日のラウンドロビン初戦で今年プロ入りした片山楓(マサスポーツシステム)に、マッチタイブレークという接戦を演じるも、「短い時間の中でもうまく修正できたことが、優勝につながった」と振り返るように、その後はセットを落とすことなく一気に戴冠へと駆け抜けました。

「相川先生の前で優勝する姿をお見せすることができて、本当に嬉しい」と喜びをあらわにしました。

西郷は初回大会で準優勝、今井は同優勝を果たして丸2年、2人ともさらに強くなって、この大会へと戻ってきました。今大会の優勝、準優勝者には、年末のファイナルラウンドへの出場権が与えられます。今後の活躍、そしてファイナルでの戦いにも注目しましょう。

西郷里奈のコメント
「ショートセットには1日目3試合やって少し慣れたのですが、いざ決勝トーナメントに上がって、負けたら終わりという状況になると、負けたくないなと思う気持ちと、賞金をなるべく高くしたいという思いが出てきて、固くなってしまう部分もありました。それでも最後まで自分のやるべきことをやろうと思って戦えたのが良かったと思います。ノーアドで気持ちが引かずにプレーができて、ほとんど取れていたのが勝因だと思います」

今井慎太郎のコメント
「夏に入って調子が上がってきて、いい形で大会に入れたと思います。今回の経験を活かしファイナルでは成長した自分を見せていきたい。試合をしながら修正していくという点において、この大会は自分をレベルアップさせてくれると感じています。今は円安で飛行機代など大変な中、ITF(M15)優勝の約3倍の賞金をいただけるのはありがたいと思っています。選手活動の幅を広げてくださっている。僕も含め選手は本当に感謝していますし、ずっと続けていっていただきたい大会です」

女子シングルス
優勝 西郷里奈
準優勝 清水綾乃(TeamLB)
3位 山口芽生(フリー)
4位 吉岡希紗(こみぞ歯科)

男子シングルス
優勝 今井慎太郎(イカイ)
準優勝 齋藤惠佑(富士住建)
3位 田沼諒太(ONE DROP)
4位 片山翔(伊予銀行)