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2023.12.17

男子は西岡良仁が世界基準のプレーを披露するも肩痛で棄権。上位選手が1敗を喫する中、市川泰誠と白石光が全勝で決勝トーナメントへ

湘南美容 Presents「SBCドリームテニスツアー2023」ファイナルラウンド・1日目が、12月16日(土)にブルボンビーンズドームで開催されました。この日は参加者男女各16名が4名ずつの4ブロックに分かれて、総当たりのグループリーグ戦を行いました。

今大会の最注目は、日本トップの西岡良仁が出場していることです。10月のパリマスターズ後に左肩を痛め、今週やっとテニスができる状態になったとのこと。サービスに影響が出ていましたが、「ストロークや動きは通常通りできるので、普段とは少し違うかもしれませんが、サービスを抜いて楽しんで見ていただければと思います」と西岡。実際ラリーで相手を圧倒し2戦2勝。世界レベルの実力を存分に披露しました。

3試合目の前に棄権の決断をした西岡は、今回出場を決めた理由について、「日本人選手と対戦する機会がほとんどないので、対戦して体感してほしい。僕も錦織選手と対戦や練習して、そういう経験をさせてもらったので」と話しました。対戦できた選手と観戦できたファンにとっても素晴らしい時間となったことでしょう。

最後にジュニアへのサイン会を実施し、「日本人選手の動向を皆さんが追いかけることで、テニスファンが根付いて盛り上がるのが望ましいたことだと思うで、最後まで楽しんでいってほしいと思います」と、日本テニス界のことを考えた言葉を残しました。

昨年の覇者である清水悠太は2勝1敗と、白石光に黒星を喫しました。「ディフェンシブな形になることは理解していたので、どれだけ緩急を付けて粘り強くプレーできるかにフォーカスしようと最初から決めていました」と言う白石は、どんなボールも返球し相手のミスを誘います。その中で相手のセカンドサービスでは思い切り攻撃して流れをつかみ、大接戦の末に勝利を手に入れました。白石は3戦ともファイナルにもつれる接戦となり、それを全て制して予選1位通過です。

今大会に初出場となる中川直樹は、市川泰誠に接戦の末に敗れたものの、残り2試合を勝ち切りました。「第1戦に負けて後がない状況でした。予選リーグ突破できてうれしいです。(明日も)1戦1戦今日のように集中して頑張りたいと思います」と意気込みを語りました。

西岡が棄権したことで、男子の優勝の行方は混とんとしてきました。全勝で決勝トーナメント進出を決めた市川や白石が明日も好調を維持するのか、清水が連覇を達成するのか、明日の試合も注目しましょう。

※決勝トーナメントはTBSスポーツのYouTubeにて9時30分からライブ配信されます。

■男子決勝トーナメント1回戦■

磯村志(やすいそ庭球部)vs中川直樹(フリー)
清水悠太(三菱電機)vs今井慎太郎(イカイ)
市川泰誠(ノア・インドアステージ)vs望月勇希(エキスパートパワーシズオカ)
徳田廉大(イカイ)vs白石 光(SBCメディカルグループ)

■賞金
優勝/1000万円、準優勝/300万円、3位/100万円、4位/50万円、BEST8/25万円、BEST16/10万円