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2023.07.24
ファーストラウンドはケガから復帰後に単初優勝を飾った清水綾乃と、アメリカ留学を終え帰国後初出場した菊地裕太が戴冠!
12月のファイナルラウンドにて優勝すると賞金1000万円を手にできることで話題のテニスの大会、湘南美容Presents 「SBCドリームテニスツアー」のファーストラウンドが、7月22日(土)、23日(日)に、ブルボンビーンズドーム(兵庫県・三木市)にて開催されました。
初日は男女各16名、4名ずつの4ブロックに分かれた、総当たりのグループリーグ戦を行い、2日目は1、2位の選手が進出できるトーナメント戦が行われました。
女子決勝は、昨年のファイナルラウンドで3位となった清水綾乃(ClubMASA)と、瀬間詠里花(橋本総業ホールディングス)というカードとなりました。
2人とも失セットゼロで予選リーグを突破。清水は準々決勝、準決勝でも相手に2ゲームしか与えず圧倒しました。瀬間は準々決勝で今大会トップシードの伊藤あおい(フリー)に1セットを奪われましたが、見事に勝利して決勝に駒を進めます。
清水は2020年と2022年に右ヒジの手術を受けており、昨年末に復帰。今は復活途上ですが、WTAランキング自己最高175位の実力をいかんなく発揮します。
試合序盤から威力抜群のボールを打ちこみますが、同時にミスも出て1セットを落とします。「簡単なミスがすごく多くて打ちすぎた場面があった」と考え、セカンドセットでそれを修正。「ラリーを多くして、ちゃんと決められるボールで中に入ろう」とのプランを実行するとミスが激減し、2-4、4-0、[10 ―2]で初優勝を決めました。
「シングルスでは復帰してから優勝していなかったので、復帰後初優勝できて本当にうれしいです」と喜びを語りました。
男子決勝は、今大会トップシードの羽澤慎治(JCRファーマ)と、アメリカのカリフォルニア大バークレー校(UCバークレー)で腕を磨き今年プロに転向した菊地裕太(トップラン)の、1999年生まれ同学年対戦になりました。
羽澤慎治は準決勝で松田康希(イカイ)とファイナルタイブレークまでもつれるなど、緊張感のある試合を制して決勝に進出。対する菊地裕太は、予選リーグは失セットゼロで突破するも、準々決勝では市川泰誠(ノア・インドアステージ)にフルセットで勝利して決勝の舞台に立ちました。
菊地はアメリカから帰国して、今大会が日本での初試合です。ダイナミックなプレーを披露しますが、同時にミスも出て序盤に1-2とリードを奪われます。しかし、ネットプレーで勝負してくる羽澤に対し、パッシングショットやロブで抜いたり、ドロップショットもミックスするなど技も見せ、4-3(2)、4-1で初出場、初優勝を果たしました。
「すごく強い選手と死闘を繰り広げて、何度も苦しい場面があり、そんな中勝ち切れてうれしいです」と充実感をにじませる菊地。「決勝で戦った羽澤選手とは、子どもの頃からライバルで、お互いプロになってこういう舞台で戦えてうれしかったです。次はグランドスラムで戦うことを目指して2人で頑張っていきたいと思います」。フレッシュな2人の今後の活躍に期待しましょう。
清水綾乃のコメント
「3年前ぐらいにヒジのケガをして2度手術し、2年間ぐらい試合に出れていませんでした。復帰してダブルスは優勝しましたが、シングルスでは久しぶりに優勝することができてとてもうれしいです。またファイナルラウンドでも優勝して1000万取れるように頑張ります。これからITFでも勝って、WTAやグランドスラムの舞台に戻れるように頑張ります」
菊地裕太のコメント
「決勝で戦った羽澤選手、子どもの頃からライバルで、お互いプロになってこういう舞台で戦えてうれしかったです。次はグランドスラムで戦うことを目指して2人で頑張っていきたいと思います。12月にはファイナルラウンドがあるので、そこでしっかり強い選手を頑張って倒して1000万円を狙っていけるようにこれからも精進していこうと思います」
女子シングルス決勝
清水綾乃(ClubMASA)2-4 4-0 [10-2] 瀬間詠里花(橋本総業ホールディングス)
男子シングルス決勝
菊地裕太(トップラン)4-3(2) 4-1羽澤慎治(JCRファーマ)
順位
女子優勝 清水綾乃(ClubMASA)賞金100万円
女子準優勝 瀬間詠里花(橋本総業ホールディングス)賞金50万円
女子3位 倉持美穂(マサスポーツシステム)賞金30万円
男子優勝 菊地裕太(トップラン)賞金100万円
男子準優勝 羽澤慎治(JCRファーマ)賞金50万円
男子3位 松田康希(イカイ)賞金30万円