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2022.08.08
セカンドラウンドは、大学生の阿部宏美、ベテランの伊藤竜馬が優勝!
12月のファイナルラウンドにて優勝すると賞金1000万円を手にできるという新しいテニスの大会、湘南美容Presents 「SBCドリームテニスツアー」のセカンドラウンドが、8月6日(土)、7日(日)、有明テニスの森公園 インドアコート(東京都・江東区)にて開催されました。
初日は男女各16名、4名ずつの4ブロックに分かれた、総当たりのグループリーグ戦を行い、2日目は1、2位の選手が進出できるトーナメント戦が行われました。
女子は大学生の阿部宏美(筑波大学)が、準決勝で今西美晴(EMシステムズ)を倒し、高校生プロの伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)は倉持美穂(フリー)に勝利し、決勝へ進出。
1日目のグループリーグで対戦した阿部と伊藤ですが、その時は「相手の様子を見すぎてしまった」という阿部が、フォアのスライスを多用し、相手を動かしポイントを取る伊藤に敗れています。
しかし「予選リーグを踏まえた対策ができた」という阿部が、最近意識しているという攻めるプレーで、相手よりも先に展開し、伊藤に終始反撃の糸口を掴ませず、4-2、4-0で優勝を収めました。
「ショートセットという特殊なルールの中で、1日3試合戦い、体力的に厳しい時間もありましたが、楽しくプレーができました。(アマチュアなので)賞金がもらえないのは残念ですが、プロの選手と2日間戦えたことは、いい経験にもなりましたし、刺激的でした」と、阿部にとって今年の目標としている全日本選手権優勝に向けて弾みをつけるものとなったようです。
男子は決勝トーナメントのベスト4に、添田豪(GODAI)、江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)、高橋悠介(三菱電機)、伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス)という、全日本選手権の優勝経験者が名を連ねました。
トーナメントの1回戦で、白石光(早稲田大学)と大接戦を演じた添田は、準決勝で江原の時に粘り強く、時にアグレッシブなプレーに再び我慢を強いられ敗退。高橋は、伊藤のパワフルなプレーに押し切られます。
こうして迎えた江原と伊藤の決勝は、どちらも引かない手に汗握る展開に。両セットともタイブレークとなった中、大事なポイントでサービスエースを叩き込むなど、伊藤がものにし、5-4(8)、5-4(6)で優勝をもぎ取りました。
伊藤は「優勝というのはなかなか取れるものではない。初日から6戦ともしっかり勝って、優勝できたことは自信につながります」喜びを見せ、「この2、3年は心身ともに疲れてしまい、なかなか海外に行けないときがありましたが、また頑張ろうと思えました」と海外ツアーに向け意気込みを新たにしていました。
阿部宏美のコメント
「今回ショートセットという特殊なルールの中で、1日3試合戦い、体力的に厳しい時間もありましたが、楽しくプレーができました。決勝では予選リーグを踏まえた対策ができ、最近意識していた攻めるプレーができたと思います。
この大会は、試合に集中しやすい環境が整っていましたし、プロアマではいろんな人とテニスを通して交流しました。これからプロを目指す自分にとって、大切なことだと思います」
伊藤竜馬のコメント
「どの試合もどちらが勝ってもおかしくない内容で、大事なところでしっかり取れたし、タイブレークをものにできました。9月くらいからまた海外を回ろうかなと思っていますので、しっかり身体を作って臨みたいです。
賞金は優勝した自分のご褒美で、焼肉くらいは行きたいですね。あとは海外ツアーに行くにあたり、トレーナー、コーチ帯同する費用にあてようと思っています」
女子シングルス決勝
阿部宏美(筑波大学) 4-2 4-0伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)
男子シングルス決勝
伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス) 5-4(8) 5-4(6) 江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)
順位
女子優勝 阿部宏美(筑波大学)
女子準優勝 伊藤あおい(サリュートテニス専門学院) 賞金50万円
女子3位 倉持美穂(フリー)賞金30万円
男子優勝 伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス) 賞金100万円
男子準優勝 江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ) 賞金50万円
男子3位 高橋悠介(三菱電機)